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塩っぱい涙を舌のさきでなめている
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:99% 作品を確認(青空文庫)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
......品になりたくても上品にはなれない。親の厄介さがたまらない。何処かへ一人で行って、たった一人で暮したい。ああ、そんな事を考えて歩くと、また、べたべたと涙が溢れる。塩っぱい涙を舌のさきでなめているかと思うと、もう、けろりとして、また背中の荷物をゆすぶりあげて歩く。蝸牛 のような私のずんぐりむっくりした影。風呂へはいって、さっぱりと髪を洗う夢想。首筋から、胸......
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泣く・涙を流すの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
切ぱ詰った思いになって涙が出た。
林芙美子 / 新版 放浪記
涙を頬にへばりつかせたまま、白熱灯のような笑顔を見せる
鷺沢 萠 / 大統領のクリスマス・ツリー amazon
私は沈黙って泣いていた。
林芙美子 / 新版 放浪記
熱い涙が目をこがすように痛めて流れ出した。
有島武郎 / 或る女
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
読売新聞の上にのしかかるように眼を落した。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
「泣く」カテゴリからランダム5
頰は浸されたように濡れ、痙攣的に震え続けている。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
泣き疲れた目には、両親の死を知って以来の憔悴のあとがありありと残っていた。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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