ひとりで凱歌を奏していた。
吉川英治 / 増長天王 ページ位置:76% 作品を確認(青空文庫)
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鼻歌
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前後の文章を含んだ引用
......ふところ、御用窯 に火が入った、まっ黒な煙か、峡谷から押し揚った。 そこに働いているのは窯焚 きの百助 。 彼は溜飲 をさげて、得意に盈 ちていた。 「ざまア見やがれ!」 ひとりで凱歌を奏していた。 しかし、彼の鬱憤 は、久米一の細工屋敷が没落し、彼が城下で磔 になるのをみても、まだまだ腹が癒 えなかった。彼奴 が死んでも殺されても、まだ生きているもののあるのを知......
単語の意味
凱歌(がいか)
凱歌・・・戦いの勝利を喜ぶ歌や声。勝ち鬨(かちどき)のこと。
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甘く咽喉 にからまる下声で、低くうたを唄 いながら歩いた。
岡本かの子 / 母子叙情
ひとりで凱歌を奏していた。
吉川英治 / 増長天王
となりのビーチバーから聴こえてきている曲にあわせて、かすかにハミングし始めた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
月明かりの下で歌いはじめた。 夜の気配の間をていねいにぬってゆく鼻歌みたいな調子だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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