TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 我に返る・意識が戻る
「ママ、もう一回滑っていい?」 まどかがスカートを引っ張ったので、雪見は我に返った。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
我に返る・意識が戻る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......男が雪見を見ていた。 男が視線を外し、ウインドウが閉められる。 何かを狙っているような暗い眼だった。 黒いセダンに乗っている。 雪見は肩のあたりに寒けを感じた。「ママ、もう一回滑っていい?」 まどかがスカートを引っ張ったので、雪見は我に返った。「駄目、駄目。お日様が怒って、おててが赤くなっちゃうでしょ。帰るよ」 先ほどにも増して、早く帰ろうという気になっていた。「抱っこ」 まどかが嫌らしく交換条件を出......
ここに意味を表示
我に返る・意識が戻るの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
すぐ彼は自分の立場を取り戻した。
小林多喜二 / 蟹工船
頭に風が吹き込むような感触があり、上半身が震えた。寒気が走った。目をぎゅっと閉じ、数秒してから、開く。 女の(亡霊の)姿は消え、周囲の世界が復元している。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
重藤が一つ 咳 をして、湯飲み茶碗 を手に取ったので、日下は平成二十七年八月十四日の現実に引き戻された。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
〝X〟の話を聞いて以来、その存在に四六時中つきまとわれていた。丁度、頭の中で止まらなくなってしまった何かのメロディのように、歩いていても、電車に乗っていても、家族と食事をしていてさえも、〝X〟のことを考えているのだった。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ