緑色の棒を寝かせたような半島 | 岬・半島の表現・描写・類語｜小説の言葉集

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緑色の棒を寝かせたような半島

石坂洋次郎 / 若い人　作品を確認（amazon）

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三浦三崎なるあの煙のような半島

牧野信一 / 淡雪　amazon

静かな海に靄（もや）はふかくたちこめていて、岬の村は夢のなかに浮かんでいるようにみえた。

壺井栄 / 二十四の瞳　amazon関連カテ霧・かすみ・もや岬・半島

のぼりはじめた太陽に醒まされるように、（岬の村は）その細長い姿を、しだいにくっきりと、あらわしはじめた。

壺井栄 / 二十四の瞳　amazon関連カテ朝日・朝の光岬・半島

（朝霧の中）坂の真下には、葦の葉の茂った海が長い半島にかこまれて、乳色の湖のように遠くまでつづいている。

遠藤周作「沈黙（新潮文庫）」に収録　amazon関連カテ海霧・かすみ・もや岬・半島

岬がなだらかに女の腕のような線を描いてのびている。

安岡章太郎 / 海辺の光景　amazon

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山と山との間に瘤のような小高い岡があって

井伏鱒二 / 珍品堂主人　amazon

上信越道に乗ってしばらくすると、連なる山々が見えた。秋晴れの空がこれでもかというほど青く高いせいで、山並みの輪郭がくっきりと浮かび上がり、目の前にずんずん迫ってくるようだった。

本谷有希子 / 異類婚姻譚　amazon

針葉樹も育たないような荒地

翼のように波打つ峰をひろげる連山

藤沢周平 / 三屋清左衛門残日録　amazon

庭の緑が光に打たれてぐったりしている。

小川洋子「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録　amazon関連カテ夏の日差し・光草原・芝生

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