頭に血がのぼる・逆上する・キレるの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
そう判ったとたん全身が凍ったように冷たくなって、頭の芯だけが発火したみたいに熱くなった。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
リチャードは、その一言というより、その時の洋子の目に、突如、感情を爆発させた。決して厳しく責め立てるわけではなく、むしろ、彼の人間性そのものを映し出そうとするかのような曇りのない瞳だった。彼女に対するほとんど憎しみに近い反発が、心中でわだかまっていたあらゆる感情へと延焼し、彼自身も、手が着けられなくなってしまった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
有島武郎 / 或る女
もう、許せませんでした。和弥さんを悼む場で、和弥さんを 貶めるなんて。 ──いい加減にして! 和弥さんはあなたに図面を盗まれても、美術館がちゃんとできるように、必死になって協力したんじゃない。 言い放った途端、頭の中が真っ白になり、それからは自分のものとは思えない憎しみに満ちた声が、言葉が、からだの中から溢れ出てきました。何を言ったのかはよく憶えていません。「人殺し」とは言ったような気がします。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
有島武郎 / 或る女
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