奈良漬色の畳にがたがた障子の嵌 っている部屋
岡本かの子 / 東海道五十三次 ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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室内の雰囲気
畳(たたみ)
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前後の文章を含んだ引用
......しおの花が鮮 に咲き、丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅 を並べたように萌黄 の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。 私たちは奥座敷といっても奈良漬色の畳にがたがた障子の嵌 っている部屋で永い間とろろ汁が出来るのを待たされた。少し細目に開けた障子の隙間から畑を越して平凡な裏山が覗かれる。老鶯 が鳴く。丸子の宿の名物とろろ汁の店といってももうそれを......
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品のいい家具や調度品が置かれていた。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
白と紫のよく調和したリビングルーム。
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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畳(たたみ)の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
だだっ広い家の踏めばぶよぶよと海のように思われる室々(へやへや)の畳
水上 瀧太郎 / 山の手の子「俤 (百年文庫)」に収録 amazon
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(カーテンを閉めて)それでもまだ光は、簡単に消すことのできない古い記憶のように、どこからともなく忍び入ってきた。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
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