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まるで永遠に閉ざされたようにぴったりと閉まり
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 ページ位置:4% 作品を確認(amazon)
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扉(門・窓)の開閉
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前後の文章を含んだ引用
......思う。さっき、酔った視界に私の降りるべき駅の見慣れたホームがゆっくりと迫ってきて、ぴたりと静止した。ドアが開き、新鮮な夜風が入ってきた。そして再びドアは閉まり、まるで永遠に閉ざされたようにぴったりと閉まり、電車はゆっくり走り出した。知っているネオンが次々に走り去っていった。それを座ったままただじっと見ていた。 しばらくしたある駅で、その老人は乗ってきた。いわゆる......
単語の意味
永遠(えいえん・とわ)
永遠・・・ある状態が果てしなく続くこと。物事が変化しないこと。無窮(むきゅう)。永久(えいきゅう)。
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軽やかに鍵を差し込む。がちゃり、と、金属の内臓をえぐるような音
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
梶井基次郎 / ある崖上の感情
妙に丁寧に、旅館の女将がふすまを閉めるときみたいに両手で窓を閉めた。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
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部屋いっぱいに差した冬の日差しが曇り、そしてまた明るくなった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
家財道具が圧倒的に不足しているせいで、部屋はがらんとして生活感を欠いていた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
(部屋の中に)彼女の匂いのするものは何ひとつ残されてはいなかった。指紋さえ拭き取っていったんじゃないかという気がした。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
十六畳と八畳と六畳との部屋が鍵形 に続いていた。
有島武郎 / 或る女
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