飛魚の群れが銀色に光りながら波間をはねる
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:10% 作品を確認(amazon)
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海
魚(風景)
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前後の文章を含んだ引用
......、書き残しておく義務を認めるから書いておくのです。 澳門を出発した我々の船は八日まではふしぎなくらい良好な天候に恵まれました。空は青く晴れ、帆は満足そうに膨れ、飛魚の群れが銀色に光りながら波間をはねるのがいつも見えました。私もガルペも毎朝、船中でのミサで航海の安全を主に感謝しつづけました。間もなく最初の嵐が襲ってきました。五月六日の夜のことです。強風がまず東......
単語の意味
飛魚・鰩(とびうお)
飛魚・鰩・・・トビウオ科の海魚の総称。胸部分のヒレが長く丈夫で、水上を100メートル以上飛ぶことができる。多くは全長30cm前後。食用。別名で「あご」という。
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海の表現・描写・類語(水面・水中・水辺のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人を飲み込んでしまいそうなその青いきれいな布の連なりのようなものが、僕の目の前で静かに揺れていた
よしもとばなな / 姉さんと僕「まぼろしハワイ」に収録 amazon
(船上から)波また波と果てしもなく連なる水の堆積 をはるばるとながめやった。
有島武郎 / 或る女
青い海が漠々と果てもなく広がって
林芙美子 / 新版 放浪記
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魚(風景)の表現・描写・類語(水中の生き物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
月光に青白く光る刀のような長い魚
堀田 善衛 / 鬼無鬼島 amazon
(タツノオトシゴは、)苦しいのか、平気なのか、馬のような顔はいかにも無表情なので、その気持まではわからない。
清岡 卓行 / 朝の悲しみ「アカシヤの大連 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
古池が、今始めて見る古洞 のように認められて
岡本かの子 / 金魚撩乱
水の上にまばたきするような灯の影
島崎 藤村 / 藤村パンフレット〈第3輯〉伸び支度,明日,熱海土産,飯倉だより amazon
薄い霧が森の奥からにじみ出るように湖岸の道に漂う
原田 康子 / 挽歌 amazon
河原のところどころに、島のように点在する高み
大岡 昇平 / 野火 amazon
「水中の生き物」カテゴリからランダム5
(いぼ蛙の)口の尖った意地の悪そうな、あの河童のような顔
志賀 直哉 / 菜の花と小娘「志賀直哉小説選〈1〉」に収録 amazon
蛙の声に家も身も埋めらるるように感じるほど、夜がしんとしている
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
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