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人間がしゃがんでいるかっこうというものは、天子様でも淋しいかっこうなんだろう。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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しゃがむ・うずくまる
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前後の文章を含んだ引用
......ている。東京は大工の書きいれ時だ。あんな石なんかを走らせて、あの石の上に誰が住むのだろう。 寝ながら口笛を吹く。 「まだかね?」 時々、お母さんへ声をかけてやる。人間がしゃがんでいるかっこうというものは、天子様でも淋しいかっこうなんだろう。皇后さまもあんな風におしゃがみなのかねえ。金の箸 で挾 んで、羽二重の布に包んで、綺麗な水へぽちゃりとやるのかもしれない。 俺とお前は枯れすすき、花の咲かない枯れす......
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止まり木でおびえる小鳥のように瀬を丸めて顔を伏せる
安岡 章太郎 / 悪い仲間 amazon
獣のようにぐったりうずくまる
大江 健三郎 / 芽むしり仔撃ち amazon
潰れた虫を観察するように、しゃがんだ。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー 角川文庫 amazon
丸めて捨てた紙屑のように屈(かが)まる
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
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マングースみたいな格好でステレオ・セットの前に座りこんで、ひとつひとつのスイッチをためした。
村上春樹 / ファミリー・アフェア「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
吉川英治 / 無宿人国記
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