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まるで風景に貼り付いたシールのように、こちらを見ながら動きを止めている。
中村文則 / 教団X ページ位置:21% 作品を確認(amazon)
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じっとする・動かないでいる
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前後の文章を含んだ引用
...... 頭痛が酷くなる。視線の先のテーブルの角が霞む。外から内へ、焦点がどこにも合わなくなってくる。微かに揺れる視界の中で、さっきの西洋人がこちらを見てるのに気づく。まるで風景に貼り付いたシールのように、こちらを見ながら動きを止めている。何かの合図だろうか? 読み取らなければならない。外へ? と声を出さず高原は口を動かす。相手は何の反応もない。次に高原は英語で外へ? と口を動かす。でも反応はない......
単語の意味
風景(ふうけい)
風景・・・自然の景色。目の前に広がる眺め。その場の情景。
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石に化したように身動きせずに立ちつくす
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
杭のように動かなかった。
野上 彌生子 / 哀しき少年「野上彌生子全小説 〈8〉 哀しき少年 明月」に収録 amazon
直子は脚の高い椅子に腰かけ、まるで 訊問 前 の女犯人とでもいうような様子で 凝 としていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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医師のように冷静にその人の足をさすった。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
(小説の書き直しのため、文章を足したり削ったりの)作業を交互に執拗に続けているうちに、振幅はだんだん小さくなり、文章量は自然に落ち着くべきところに落ち着く。これ以上は増やせないし、これ以上は削れないという地点に到達する。エゴが削り取られ、余分な修飾が振い落とされ、見え透いた論理が奥の部屋に引き下がる。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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