ぬれたカキのからのなかに弾力のある身
岡本かの子 / 巴里の秋 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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牡蠣
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......フェのテラスに並んでうそ寒く肩をしぼめながら誂 えたコーヒの色は一 きわきめこまかに濃く色が沈んで、唇 に当 るグラスの親しみも余計 しみじみと感ぜられる。店頭に出始めたぬれたカキのからのなかに弾力のある身が灯火 に光って並んでいる。路傍 の犬がだんだんおとなしくしおらしく見え出す。西洋の犬は日本の犬のように人を見ても吠 えたりおどしたりしない、その犬たちが秋から冬はよ......
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大きなお皿に2ダースも殻つきの生がきがのっていて、輪切りのレモンが何個も添えてあった。フランスでは生がきはかならず殻つきのを出し、小さいフォークで身をはがしながらたべる。生がきを食べるときは、白パンは食べず、黒パンの薄く切ったのにバタをたっぷりぬって食べると、かきとよくあう。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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