(寝顔は)昼間よりも弱く、無防備に見えて少し心細くなる。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:93% 作品を確認(amazon)
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寝顔
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......て、健やかな寝息を立てて、死んだようにごろごろと横たわっている。せまい家のその風景は雑多で、のんきで安心する。姉の顔、兄の濃い眉毛。弟たちの小さい鼻。よく見る。昼間よりも弱く、無防備に見えて少し心細くなる。でもみんな明日の朝になれば、また大騒ぎで起きだして、トイレを取り合ったり、TVをみたり、憎たらしかったり、かわいかったりする。朝になれば、目を覚ませば。にぎやか......
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鼻も口も一つに寄ったようなせせこましい顔貌(かおつき)
二葉亭 四迷 / 其面影 amazon
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どれくらいの時間が過ぎたのだろう。目を開けたまま眠りに落ちていたような錯覚が、わたしを揺り起こした。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
スイッチをOFFにしたような眠り
吉本ばなな / 白河夜船 amazon
泣きつかれのあとに似た不愉快な睡気
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