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ドームのように広い空、海。ただ西日を眺め、恋人を横に置き、犬のようにこの美しい空気にしっぽを振っている。そういう気分。 祝福、 された時間だ。 夕日が沈むまで、ただ眺めていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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デート
夕方
絶景・美しい風景
海岸・砂浜・波打ち際
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前後の文章を含んだ引用
......ころの思い出の中のラジオから聴こえてきているような遠くて甘い声が、なつかしくて柔らかくて親しくて、今自分のいる場所を目が覚めるようにはじめて本当に実感させた。 ドームのように広い空、海。ただ西日を眺め、恋人を横に置き、犬のようにこの美しい空気にしっぽを振っている。そういう気分。 祝福、 された時間だ。 夕日が沈むまで、ただ眺めていた。 誰に歌うでもなく、無意識のうちにさせ子はハミングを続けた。それでも音はまるで目に見えるように空気を縫って、この世でいちばんいい香りのように立ち上って行った。美......
単語の意味
夕日・夕陽(ゆうひ)
西日(にしび)
犬・狗(いぬ)
夕日・夕陽・・・夕方の太陽。入り日(いりひ)。
西日・・・西に傾いた太陽の光。とくに、真夏の変わらず衰えない夕方の日差しについていう。
犬・狗・・・1.イヌ科の哺乳動物。大昔から人間に飼育されてきた家畜。従順で賢く、家やヒツジの番をしたり、犯人捜査や目や耳の不自由な人の導いたりもできる。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
2.(あちこちとかぎ回るところから)他人の秘密などをかぎ回って報告する者。スパイ。まわしもの。間者(かんじゃ)。
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ぴかぴかの髪も、おろしたてみたいに見える帽子も服も、すくなくとも今日だけは、俺に見せるためのものだったのかもしれない。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
君は二週間にいっぺん舞い込んでくる蝶々みたいでさ、僕のまわりをひらひら踊っててすごく可愛かった。
林 真理子 / 京都「最終便に間に合えば (文春文庫)」に収録 amazon
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ギヤマン模様のように澄明な猪鼻村のパノラマ
牧野 信一 / ゼーロン amazon
まるでチョコレートの化粧箱の色刷りの絵のような風景
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
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小さな波が水際を弄んでいるらしく、長い線が白刃のように光っては消える
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
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テラスいっぱいに当たっていた陽の光が、いつのまにか翳りはじめていた。彼のすぐ後ろに日陰が迫っていた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
夕刻の金に光る町の中
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
まだ夕のほのかに薄紅のただようているような空
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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深く走っていく水が、縮緬の皺のように繊細に光る
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
窪んだ砂漠のように雨に垂れこめられた浜が荒寥(こうりょう)とひろがる
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
粘っこいような春の海が薄緑にひろがる
本庄 陸男 / 石狩川〈上〉 amazon
「恋愛」カテゴリからランダム5
別れ話は死刑宣告と似ていて、私は簡潔な言葉でキュッとしばり首にされながらも
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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山の姿が額縁に収められたようにストンと極(きま)る
高井 有一 / 夜の蟻 amazon
しばらく続いた殺風景のあと、遠くに富士山が見えてきた
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
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