TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > 姿勢がいい.背筋を伸ばす
背筋がピンと伸びている。 その姿は水平線みたいだ。いつ見てもまっすぐで、ぶれない。見えない一筋の光のようなものが、す、と背筋を貫いている。
※備考※ 横になった状態で見ている
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:35% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
姿勢がいい.背筋を伸ばす
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......れていく。今日一日の疲れが体の中でじっとりと熱されて、手足の先から見えないけむりとなって蒸発していくみたいだ。じうじう音をたてながら鮭を焼くひーちゃんは、今日も背筋がピンと伸びている。 その姿は水平線みたいだ。いつ見てもまっすぐで、ぶれない。見えない一筋の光のようなものが、す、と背筋を貫いている。すごくきれいだけど、とてもとても遠いから、誰も手に入れようなんて思わない。何にも交わらないで、自分を境に空と海を分けている水平線。 どうしてだろう。あたしはひー......
単語の意味
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
背筋(せすじ・はいきん)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
背筋・・・1.(せすじと読んで)背骨の外側のくぼんだ部分。背中の中心線。
2.(せすじと読んで)裁縫で、背中にあたる縫い目。
3.(はいきんと読んで)背中にある筋肉。背骨の外側を、縦(たて)に通る筋肉。
2.(せすじと読んで)裁縫で、背中にあたる縫い目。
3.(はいきんと読んで)背中にある筋肉。背骨の外側を、縦(たて)に通る筋肉。
ここに意味を表示
姿勢がいい・背筋を伸ばすの表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
夜空に向かって体を思いっきり伸ばす。
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
頭から紐で吊られているように背筋が伸び
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「安心する」カテゴリからランダム5
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
右の手をポッケットに突っ込んで、靴 の爪先 で待ちどおしそうに敷き石をたたいていた
有島武郎 / 或る女
(フラダンス)それに、ステージの上のあざみさんはだれよりも輝いていた。 長い髪の毛が生き物のように揺れ、スカートがきちんとリズムを刻んで、顔はうっとりと優しく微笑み、肌はぴかぴかに黒かった。裸足の足が床に触れるごとに世界が喜んでいるのがわかった。ああ、世界は今彼女を愛している。そして彼女も大きな美しさを世界に返している、そう思った。 その交歓は官能的ではあったが、全く 淫靡 ではなかった。 まるで花が性器であるその部分を太陽に向かって大きく開いてその香りや色で人びとや虫たちを幸せにしているような感じだった。生まれてきたこと、今、この世に存在することの歓びがあふれていた。それは一方的なものでなくて、世界も彼女がいることを喜んでいるのだった。踊りという言葉でそれは空間に広がって、また戻ってくる。その光に私は魅せられた。 ああ、こういうのが恋っていうんだ。世界も彼女に恋をしているけれど、彼女を欲しがってはいない、そう感じた。それなのに彼女は全身が蜜みたいに甘くしっとり濡れている。世界は彼女を見たがっている。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
大きい肉にとりついて、口を動かしている。いつもより紅の濃い幹子の唇は脂でぬめぬめと光り、そこだけ別の生きもののように、肉をくわえ、脂を口の奥へ送り込んでゆく。
向田邦子 / 三枚肉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
安心する の表現の一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ