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(七歳の藍子は)河が水源から水を一越し瀬越しにもり上げたような生々(いきいき)して美事な姿態の女の子である。
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) 作品を確認(amazon)
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元気・生き生きしている
子供
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単語の意味
姿態・姿体(したい)
姿態・姿体・・・動きを含め、からだの線が作り出す見た目。体つき。
「態」は訓読みで「すがた、なり」と読める。
「態」は訓読みで「すがた、なり」と読める。
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元気・生き生きしているの表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼女たちは、いかにも仕事をたのしみ、前途の希望に胸をふくらませているかのように見える。 若さが、ピンク色の肌や、ダイナミックな動作に溌剌と躍っている。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
青年の強烈な精神が日々に光を放つ
野間 宏 / 暗い絵 amazon
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子供の表現・描写・類語(若い・子供・青年のカテゴリ)の一覧 ランダム5
カウンターからやっと顔がのぞくくらいの小さなわたし
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
女の子が、醬油の壜を持って、如何にも大役を果しているという顔つきで、台所から出て来た。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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「若い・子供・青年」カテゴリからランダム5
二十歳の処女の生身が匂い立つ
池波 正太郎 / 剣客商売 amazon
未熟な果物のような乳呑児(ちのみご)
前田河広一郎 / 三等船客 amazon
男の人は、あんまり豊かでもなさそうだったけれど、若者の持つりりしい強さが、あたりを圧していた。
林芙美子 / 新版 放浪記
「人の印象」カテゴリからランダム5
睦月が手を差し出す。あたしも何かを摑むように片手を差し伸べてみる。五本の指があたしの手のひらを握った。それは、とてもしっかりとした握り方だった。力まかせに握りこむのではなくそっと包みこんでくるのに、少しもゆるぎがない。思いがけないほど確かで優しい感覚だ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
第一印象を正直に語るなら、牛河という男は天吾に、地面の暗い穴から這い出てくる気味の悪い何かを連想させた。ぬるぬるとした正体のよくわからない何か、本当は光の中に出てきてはならない何かだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
最高権威者だった。彼がいいと云えば、絶対性をもって決定する。
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
満員の浴場のような混雑
田辺 聖子 / 返事はあした amazon
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