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抵抗不可能な疲労感に捕らえられてしまう。これ以上動くことも考えることもしたくない。その場にしゃがみ込んでしまいそうになるのを、なんとかベンチまで戻り、腰を下ろす。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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疲れる・疲労感
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前後の文章を含んだ引用
......歩きはじめる。向かいのホームから反対方向の電車に乗ってしまうか、駅を出ていつものように夜の街をさまよい歩くか。 下り口に立って長い階段を片目で見下ろすと、しかし抵抗不可能な疲労感に捕らえられてしまう。これ以上動くことも考えることもしたくない。その場にしゃがみ込んでしまいそうになるのを、なんとかベンチまで戻り、腰を下ろす。横の女がすぐに立っていくが、十和子を避けるためなのかどうかはわからない。そのまま陣治を待つ。 次の電車にも、その次の電車にも陣治は乗っていない。それでも、待って......
単語の意味
腰(こし)
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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疲れる・疲労感の表現・描写・類語(嫌いのカテゴリ)の一覧 ランダム5
硬直した木ぎれのようなからだを、木ぎれを投げるようにしてフトンの上に放りだす
小島 信夫 / アメリカン・スクール amazon
何か懸案の大仕事をなし遂げた時のような快い疲労
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
(遊び疲れる)ぼろぼろになるまで遊んだ
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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「嫌い」カテゴリからランダム5
不快感は沸点近くまで高まっている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
(ナプキン)ナプキンは股の布団であるな
川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
(人工呼吸器)規則的に胸を上下させ、静かに息をし続けていた。プスー、プスーという人工呼吸器の音が止むことなくICUの中に響いていた。
瀬名 秀明 / パラサイト・イヴ amazon
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