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うつくしい燐光 をあげて、ちらちらと燃 えるように見え
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:32% 作品を確認(青空文庫)
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薄明るい・優しい光(燐光・蛍光)
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前後の文章を含んだ引用
......とすきとおっていたのです。それでもたしかに流 れていたことは、二人 の手首 の、水にひたったとこが、少し水銀 いろに浮 いたように見え、その手首 にぶっつかってできた波 は、うつくしい燐光 をあげて、ちらちらと燃 えるように見えたのでもわかりました。 川上の方を見ると、すすきのいっぱいにはえている崖 の下に、白い岩 が、まるで運動場 のように平 らに川に沿 って出ているのでした。そこに小さな五......
単語の意味
燃える(もえる)
燐光(りんこう)
燃える・・・1.物に火がつく。燃焼する。
2.気持ちが高ぶる。熱中する。
2.気持ちが高ぶる。熱中する。
燐光・・・1.黄燐が空気中で酸化したときに生じる青白い光。また、生体がくさる時に生じる光。
2.光の補給を停止したあとも、だらだらと弱い光を持続して発し続ける現象。また、その光。
2.光の補給を停止したあとも、だらだらと弱い光を持続して発し続ける現象。また、その光。
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小さい暗い煙るような冷たい 暈 をつけた電灯が電柱の高いところにあって、十字路になった少し広い道をぼんやり照している。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
家々は既に戸を降し、ところどころに外灯の光が軒先を照らし、高い電柱の上にむき出しの電球がタングステンの鈍く輝いている線を高みを通る風に揺すられるように寒々と見せている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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