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遠い山のほうからその汽笛の音はかすかに反響こだまになって、二重にも三重にも聞こえて来た。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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汽笛 こだま・やまびこ・反響する
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前後の文章を含んだ引用
......いて行きつつあった自分を省みて、君は本能的に身の毛をよだてながら正気になった。  鋭い音響は目の下の海産物製造会社の汽笛だった。十二時の交代時間になっていたのだ。遠い山のほうからその汽笛の音はかすかに反響こだまになって、二重にも三重にも聞こえて来た。  もう自然はもとの自然だった。いつのまにか元どおりな崩壊したようなさびしい表情に満たされてはてもなく君の周囲に広がっていた。君はそれを感ずると、ひたと底のない寂寥せきりょう......
単語の意味
汽笛(きてき)
汽笛・・・機関車や蒸気船などの、蒸気を吹き込んで音を出す笛。
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ぼうぼうと耳の底へいやに響く汽笛を頻りにならしながら
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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