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老いぼれたような私の心に反比例して、この肉体の若さよ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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生きづらい・世間に馴染めない
苦痛(精神的なつらさ)
若い
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前後の文章を含んだ引用
......恋愛にも祝福あれ。夜、風呂にはいってじっと天窓を見ていると、沢山星がこぼれていた。忘れかけたものをふっと思い出すように、つくづく一人ぽっちで星を見上げている。 老いぼれたような私の心に反比例して、この肉体の若さよ。赤くなった腕をさしのべて風呂いっぱいに体を伸ばすと、ふいと女らしくなって来る。結婚をしようと思う。 私はしみじみと白粉 の匂いをかいだ。眉をひき、唇紅 も濃くぬって......
単語の意味
肉体(にくたい)
肉体・・・肉から構成されている体。生きている人間の体。生身の体。
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身のまわりに冷たい木枯しが吹いて、落葉だけが舞い狂い、完全に孤立している感じの女
太宰治 / 人間失格
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狂人のような悶 え
梶井基次郎 / 冬の蠅
火にかざしたスルメのようにひっくりかえって悶絶する
藤枝 静男 / 或る年の冬 或る年の夏 amazon
言おうようない痛苦の感じが滝津瀬をじっと眺め入ったように、層をなして宗輔の心中を圧し下る。
岡本 かの子 / やがて五月に (1956年) amazon
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若いの表現・描写・類語(若い・子供・青年のカテゴリ)の一覧 ランダム5
男の人は、あんまり豊かでもなさそうだったけれど、若者の持つりりしい強さが、あたりを圧していた。
林芙美子 / 新版 放浪記
働き盛りで、エネルギッシュな印象を見るものに与えた。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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王太子の前に出たジャンヌ・ダルクのように堂々としていた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
「刺激」カテゴリからランダム5
そんなことが彼の不愉快をだんだんと洗っていった。
梶井基次郎 / 城のある町にて
じきに世界が終わるんじゃないかというような痛みだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
「若い・子供・青年」カテゴリからランダム5
重い石の下から僅かに頭を持上げた若草のような娘
島崎 藤村 / 新生 (前編) amazon
十七歳。いま自分は十七歳なのだと、猛烈に自覚するときがある。これまで聴いてきた曲や、読んできた漫画や小説、観てきたドラマや映画、その中で十七歳という単語に何度出会ったかわからない。十七歳。セブンティーン。 17。たまに、今お前はそんな特別な数字の上に立っているのだと、十七歳からはずいぶんと遠く離れた場所にいる自分が、いまの自分に教えてくれているような気持ちになるときがある。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
命が宿ったばかりの、赤い、醜い肉塊
芥川龍之介 / 偸盗
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