TOP > 人物表現 > 言葉を交わす > 打ち明ける・白状・全てを語る
(水族館で二人きり)彼は言った。他に人はなく、マンボウだけが聞いていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
打ち明ける・白状・全てを語る
内緒話・密談
二人きり
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......けそうにぼんやりしている。 何かにじむような熱い気持ちが、じんわりと湧いてくるのがわかった。それはふたりの間に蒸気のように漂う気配だった。「考えたんだけど。」 彼は言った。他に人はなく、マンボウだけが聞いていた。「ずっと、好きだったみたいなんだ。」 私は黙った。急に何もかもが近くに見えるように思えた。ビルも、手すりも、自分の手も。恋の視覚だ。「真由がいなくなって、旅行に......
ここに意味を表示
打ち明ける・白状・全てを語るの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
本人がにこにこしてる分、壮絶なかんじがする話だった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
嘘から真実への階段を一段ずつ上りつめるように、ゆっくりと喋る
連城 三紀彦 / 恋文 amazon
パンを細かくちぎるようにぽつりぽつりとお互いのことを話し
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
黙った。そして壁を見つめ、深く呼吸をした。
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
内緒話・密談の表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
二人きりの表現・描写・類語(人間関係・地位のカテゴリ)の一覧 ランダム5
囲炉裏のそばには、君と君の妹だけが残るのだ。 時が静かにさびしく、しかしむつまじくじりじりと過ぎて行く。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
このカテゴリを全部見る
「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
(我が子に英語を教える)私たちに教えながら、そんな基礎以下のまた以下の英語をもう一度自分の心に刻みつけるような、自分の人生のラインをなぞりなおすような必死さが美しかった。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
お隣の様子が嫌でも目に入っちゃうじゃないですか」 「そりゃ、当然でしょう」 辰川が真剣にうなずくと、誘われたように主婦が続けた。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
(朝の挨拶)「おい、朝めしがまだだが貰えるかい」こんな風に挨拶よりも先に、信行がいう。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
「人間関係・地位」カテゴリからランダム5
(孤独を抱えた人間が空っぽの人間を求める)夜に活動する孤独な鳥が、どこかの無人の屋根裏に、昼間の安全な休息場所を求めるように。《…略…》人の心は夜の鳥なのだ。それは静かに何かを待ち受け、時が来れば一直線にそちらに向けて飛んでいく。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
鏡のように母の挙措言動がそのまま子供の上に反映する
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
竜一郎は安心させる。ほかの人間とは違う。私に理解できないことを、いかなる次元でもしない。たとえ人を殺したとしても、それが私のとても親しい人だったとしても、彼のことならと最終的には私は納得するだろう。 理屈ではなく、彼の持つ空気なのだ。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
彼は俺に培養されている一個の生物体でしかない。条件を与えて、少しずつ成長してくる生物である。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
言葉を交わす の表現の一覧
人間関係・地位 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ