おにぎりのような大きなごはんの上に座ぶとんのような形をしたマグロがのっている。
石井 好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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お寿司
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前後の文章を含んだ引用
......の高田秀次さんはおすしならにぎるのは自分以外にはいないと自慢している人で、「すし秀」と呼ばれるとひどくよろこんだ。用意がととのうと、すし秀さんがにぎりはじめる。おにぎりのような大きなごはんの上に座ぶとんのような形をしたマグロがのっている。それでも、待ってましたとばかり食べるのですぐなくなって、にぎり手はいそがしい。私も手伝いはじめると、高田さんは敵愾心をおこす。「なんだ、それでおすしか」「自分の......
単語の意味
鮪(まぐろ)
鮪・・・1.サバ科マグロ属の回遊魚。長い紡錘形でで腹部が非常に太い。赤身の魚で食用。主に、刺身や寿司にして食べる。名前は目が大きく黒いので「目黒」が変化したとされる。
2.(魚市場に横たわる冷凍まぐろに似ていることから)横になったまま無反応で動かない人。とくに性行為中の女性にいう。
2.(魚市場に横たわる冷凍まぐろに似ていることから)横になったまま無反応で動かない人。とくに性行為中の女性にいう。
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お寿司の味、おいしさを伝える表現・描写(米のカテゴリ)の一覧 ランダム5
江戸前の〔にぎり鮨〕が、はじめて創られたのは、文化七年(一八一〇)のことだそうな。本所の横網で初代・与兵衛が店をひらき、新鮮な魚介を即席のにぎり鮨にしたのが大評判をよび、これより保守的な押鮨は圧倒されて江戸から逃げ、その勢力範囲を京阪に局限された、などといわれている。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
飯の舌ざわりよりも、部厚い種が、まるで魚の羊羹のように口中いっぱいにひろがって
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「米」カテゴリからランダム5
回転寿司は渓流釣りに似ている。寿司職人が釣り人で、客は渓流にひそむ魚である。 釣り人はハリにエサをつけ、渓流に流して様子を窺っている。魚もエサの様子を窺っている。そしてときどきエサにとびつく。釣り人は「かかった、かかった」と喜んでいる。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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