どこからか迷い出して落ちつく場所を見出しかねて困っているような白い雲
長塚 節 / 土 作品を確認(amazon)
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雲
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薄明るい空に、だんだらになった白い雲が、卵の白身のように泡立っている。
林 芙美子 / 骨「新潮日本文学 22 林芙美子集 放浪記・稲妻・浮雲・風琴と魚の町・清貧の書・泣虫小僧・牡蠣・晩菊・骨・下町」に収録 amazon
様々の形に尾を引いて流るる白い雲……黒い雲……黄色い雲……その切れ目切れ目に薬液のように苦々しく澄み渡っている青い青い空
夢野久作 / ドグラ・マグラ
暗い古綿を浮かべたまま寒々と暮れて行く空
城山三郎 / 辛酸 amazon
白いひげをたらした古代の遺跡のような行手の雲
安部 公房 / 他人の顔 amazon
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落日にいろどられて光を呼吸するように見えた雲も、煙のような白と淡藍 との陰日向を見せて
有島武郎 / 生まれいずる悩み
黴びたような色あいの半月が浮かんでいる。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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