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横になるまでは、眠くって眠くって堪らなかったが、木枕を、首にあてると、ぴーんと妙に、神経は冴え返って、 「ええ、また今夜も」  と、寝返りを打った。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
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眠れない・眠りが浅い
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前後の文章を含んだ引用
......の身体みたいな気がしない。それが自分の物かと、獣じみた姿を考えると、早くこんな腐れ損いは、小塚ッ原で火焙ひあぶりにして貰ったら、定めし、さっぱりするだろうと思った。  横になるまでは、眠くって眠くって堪らなかったが、木枕を、首にあてると、ぴーんと妙に、神経は冴え返って、 「ええ、また今夜も」  と、寝返りを打った。そして、 「――忌々いまいましい三味線だな」  と、雲霧は眠られぬ眼を開いて、牢天井の濃い闇を睨んだ。  毎晩聞える、遠い三味線。  ばちの音が、大川に、ひびくせいか、ばかに近く......
単語の意味
冴え返る(さえかえる)
妙(みょう)
堪らない(たまらない)
首・頸・頚(くび)
冴え返る・・・1.色や光、音などがハッキリと澄み切って非常に鮮やかである。
2.意識がはっきりする。頭の回転がとても速くなる。
3.衰えかけたものが再び、盛んになる。
4.春を迎えてから、寒さがぶり返す。
・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
堪らない・・・気持ちを抑えられない。気持ちを抑えられないくらい、素晴らしく素敵。なんともいえないほど素晴らしい。「仕事のあとのビールは堪らない」
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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