TOP > 風景表現 > 室内のようす > 屋内から外に洩れる明かり
夜 更けて、ときおり 点いたり消えたりする母親の部屋の 灯 も、小さなさざなみの青さよりもっとはかない何かを投げかけてきた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:35% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
屋内から外に洩れる明かり
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......も垣間見ることができた。暮れなずむ道端にしゃがみ込んで、何やら遊んでいるらしい喜一と銀子の姿は、やがてとっぷり暮れてしまってからも、闇の奥でちらちら動いていた。夜更けて、ときおり点いたり消えたりする母親の部屋の灯も、小さなさざなみの青さよりもっとはかない何かを投げかけてきた。舟の家と、姉弟の遠い姿は、自分の家の明るさとはまったく正反対な、それでいて得体の知れない不思議な力で、信雄の心を魅きつけてくるのであった。「こんど、きっちゃん連......
ここに意味を表示
屋内から外に洩れる明かりの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
窓からもれる灯が地面に太い光の縞を描く
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
まわりにあまり店がないので、この店の明るい照明は暗い街なみのシルエットの中、灯台のように光って見えるだろう。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
向こうに見える外の世界が玄関の形に切り取られたようにまぶしかった。
よしもとばなな / 銀の月の下で「まぼろしハワイ」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ