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二人の看護婦が這入 って来て、私の両手を左右から、罪人か何ぞのようにシッカリと捉えていた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ ページ位置:7% 作品を確認(青空文庫)
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捕まえる・取り押さえる
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前後の文章を含んだ引用
......らめ切ったような、ガッカリした気持ちになってしまった。 「コチラへお出 でなさい」 という若い女の声が、すぐ耳の傍でしたので、ビックリして眼を開くと、いつの間にか二人の看護婦が這入 って来て、私の両手を左右から、罪人か何ぞのようにシッカリと捉えていた。首の周囲 の白い布切 は、私の気づかぬうちに理髪師が取外 して、扉の外で威勢よくハタイていた。 その時に何やら赤い表紙の洋書に読み耽っていた若林博士は、パッタリと頁 ......
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捕まえる・取り押さえるの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
私は枯葉を指先で、逃げられまいとするように、とりおさえた。朝の日射しの中で枯葉は、身をよじり、もがいた。いけない。行ってはいけない。私は、別の手の指先で、もがく枯葉を、なだめるように愛撫した。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
二人の看護婦が這入 って来て、私の両手を左右から、罪人か何ぞのようにシッカリと捉えていた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
山の斜面でスライディングタックルして、茂みのなかにいたウサギを捕まえたんだそうだ。本当に人間なんだろうか。山猫並みの運動神経と狩猟本能がある。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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(黒崎に電話をかける)呼び出し音が鳴っている。一回、二回……。鳴っている、黒崎の身体のすぐそばで。三回……、四回、……五回。胸が締めつけられる。今にも電話をつかもうとする黒崎の手が見える。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
恐らくは貨物船か駆逐艦の下級船員のベッドの上に乗ったまま太平洋を渡り、そして時の遥か彼方から僕の机の上にやってきたわけだ。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
祝賀ビラを、雪のように白く降らせている
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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