TOP > 風景表現 > 時間帯(朝・昼・夜) >


カテゴリ検索 単語の意味
まだあまり起きている家もない。雀だけがわしそうに石油色の道におりて遊んでいる。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......中で詩を書く。  納豆売りのおばさんが通る。あわてて納豆売りのおばさんを二階から呼びとめて、階下へ降りてゆくと、雨あがりのせいか、ぱあっと石油色に道が光っている。まだあまり起きている家もない。雀だけがわしそうに石油色の道におりて遊んでいる。何処からか、鳩も来ている。栗の花が激しく匂う。  納豆に辛子をそえて貰う。  私はこのごろ、もう自分の事だけしか考えない。家族のある、あたたかい家庭と云うものは、何......
単語の意味
雀(すずめ)
・・・ハタオリドリ科の小鳥。人里近くに住み、ハトと同じくらいよく見られる鳥。背中は茶色に黒い班点があって、腹は白い。稲などの穀物を荒らす一方で、害虫もよく食べる。竹と対になり縁起の良いものとされ、画題や家紋となる。
ここに意味を表示
朝の表現・描写・類語(時間帯(朝・昼・夜)のカテゴリ)の一覧 ランダム5
草の葉には未だ露があり、涼しい風が吹いていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「時間帯(朝・昼・夜)」カテゴリからランダム5
まだニワトリすら鳴いていない時間
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
日が暮れ、焚火の火の赤さが増した。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分