TOP > 風景表現 > 晴れ・曇り > 雨上がり・晴れ間がのぞく


カテゴリ検索 単語の意味
気持のいい朝だった。道には小砂利が洗い出され、木や草には水玉がキラキラ光っていた。 薤畑らっきょうばたけ の 紫 の花が黒い 濡土ぬれつち とともに大変美しく見えた。遠い空で 雁 の 淡い一列が動いている。
志賀 直哉 / 雨蛙「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
雨上がり・晴れ間がのぞく
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......た」 彼は食事を済ますとすぐ自転車で市へ向うことにした。前日とは急に寒くなったので、彼はせきのために肩掛けを風呂敷包みにし、自転車のハンドルに懸けて出た。 実際気持のいい朝だった。道には小砂利が洗い出され、木や草には水玉がキラキラ光っていた。薤畑の紫の花が黒い濡土とともに大変美しく見えた。遠い空で雁の淡い一列が動いている。彼はのびのびした楽しい心持で自転車を走らせて行った。 彼が水菓子屋の店前で自転車を降りた時、竹野は溝板の上で遠くから届いたらしい林檎の箱を開けていた。そして今ま......
単語の意味
淡い(あわい)
雁・鴈(がん・かり)
紫(むらさき)
淡い・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
雁・鴈・・・1.カモ科の鳥のうち、比較的大きい水鳥の総称。首が長く足は短い。嘴(くちばし)・足は黄色。雌雄ともに同じ色。V字型の隊列を組んで鳴きながら飛ぶ。晩秋に日本列島に来て、初春に帰る。
2.雁・鴈の鳴き声を表す言葉。雁鳴く(かりなく)。
・・・1.赤と青を混ぜてできる色。古来、高位の象徴とされた。
2.ムラサキ科の多年草。夏、白い小花が咲く。根からとれる染料は紫色(むらさきいろ)。
3.醤油(しょうゆ)の異称。
ここに意味を表示
雨上がり・晴れ間がのぞくの表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
八月の初め、俄雨の後、神さまの賜り物のような涼やかな夜
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ雨上がり・晴れ間がのぞく夏の夜
このカテゴリを全部見る
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
桃色真珠をばらまいたような暖かい光が広がる
林 京子 / やすらかに今はねむり給え amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
晴れ・曇り の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分