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令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:47% 作品を確認(青空文庫)
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見栄っ張り・虚栄心が強い
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前後の文章を含んだ引用
......年だけあって、大 に当世流の考を開陳 しておいて、敷島 の煙をふうーと迷亭先生の顔の方へ吹き付けた。迷亭は敷島の煙くらいで辟易 する男ではない。「仰せの通り方今 の女生徒、令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。僕の近所の女学校の生徒などと来たらえらいものだぜ。筒袖 を穿 いて鉄棒 へぶら下がるから感心だ。僕は二階の窓から彼等の体操を目撃するたんびに古代希臘 の婦人を追懐するよ......
単語の意味
至り(いたり)
敬服(けいふく)
至り・・・1.物事の行き着くところ。これ以上ない状態。極限。
2.その結果。それゆえに。「若気の至り」
2.その結果。それゆえに。「若気の至り」
敬服・・・感心して尊敬すること。
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見栄っ張り・虚栄心が強いの表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼は何となく、何かに押されてねじくれてしまった運命の中で必死にプライドを保ち続けてきた人特有の、 不明瞭 な閉じ方をしていた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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(才能の芽が出るのを待つ)「君が本来書くべきものは、君の中にしっかりあるはずなんだ。ところがそいつが、深い穴に逃げ込んだ臆病な小動物みたいに、なかなか外に出てこない。穴の奥に潜んでいることはわかっているんだ。しかし外に出てこないことには捕まえようがない。時間をかければいいと俺が言うのは、そういう意味だよ」
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
手足をぎくしゃくとして、マリオネットになったよう
山田 詠美 / ハーレムワールド amazon
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