がらんがらんと苛立つように鈴を振る
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鈴・ベル
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単語の意味
鈴を振るような声(すずをふるようなこえ)
鈴を振るような声・・・鈴を振るように、澄んで美しく響くさま。女性の澄んだ美しい声の形容。「鈴を転がすよう」とも。
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鈴・ベルの表現・描写・類語(道具・家具のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(腰に下げた鈴の音は)腰のあたりに湧 き出して、彼の身体の内部へ流れ入る澄み透った溪流のように思えた。それは身体を流れめぐって、病気に汚れた彼の血を、洗い清めてくれるのだ。 「俺はだんだん癒 ってゆくぞ」 コロコロ、コロコロ、彼の小さな希望は深夜の空気を清らかに顫わせた。
梶井基次郎 / ある心の風景
馬の首につけられた鈴の音がさえた響きをたててかすかに聞こえて来る。それは漂浪の人がはるかに故郷の空を望んだ時のようななつかしい感じを与える。その消え入るような、さびしい、さえた音がことになつかしい。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
蜩(ひぐらし)の鳴くような音のする鈴
中 勘助 / 銀の匙 amazon
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正面の壁からはモーツァルトの肖像画が臆病な猫みたいにうらめし気に僕をにらんでいた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
(使い古されて)ボサボサに紙に毛が立つ
小林多喜二 / 蟹工船
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