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だんだん募って来るような腰の痛み、肩の凝り。そんなものさえ葉子の心をますますいらだたせた。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:16% 作品を確認(青空文庫)
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苛立つ・イライラ
腰の痛み・腰痛
筋肉が凝る、強張る、硬直する
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前後の文章を含んだ引用
......熱意が身をこがすように燃え立った。葉子は新聞記者の来襲を恐れて宿にとじこもったまま、火鉢 の前にすわって、倉地の不在の時はこんな妄想 に身も心もかきむしられていた。だんだん募って来るような腰の痛み、肩の凝り。そんなものさえ葉子の心をますますいらだたせた。 ことに倉地の帰りのおそい晩などは、葉子は座にも居 たたまれなかった。倉地の居間 になっている十畳の間 に行って、そこに倉地の面影 を少しでも忍ぼうとした。船の中での倉......
単語の意味
腰(こし)
腰・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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身体中の筋肉の一つ一つが一斉に息をひそめてピンと張り詰める。その時の足首から太腿にかけての筋肉のラインが、純の身体のなかでわたしは一番好きだ。ブロンズのように冷やかで優美だ。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
筋肉がしこっていて、燃え残しの根株のように熱っぽい
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
首のつけ根のうすい筋肉はひどくこっていて、燃え残しの根株のように熱っぽかった。
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
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小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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