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湿気を充分に含んだ風は裾前すそまえをあおってぞくぞくと膚にせまった。
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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はためく・翻る
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前後の文章を含んだ引用
......上げると、雲はそう濃くはかかっていないと見えて、新月の光がおぼろに空を明るくしている中をあらし模様の雲が恐ろしい勢いで走っていた。部屋へやの中の暖かさに引きかえて、湿気を充分に含んだ風は裾前すそまえをあおってぞくぞくと膚にせまった。ばたばたと風になぶられる前幌まえほろを車夫がかけようとしているすきから、女将おかみがみずみずしい丸髷まるまげを雨にも風にも思うまま打たせながら、女中のさしかざそうとする雨傘あまがさの陰に隠れ......
単語の意味
含む(ふくむ)
含む・・・1.口の中に入れて噛んだり飲み込んだりせず、そのままの状態のこと。
2.ある気持ちを態度に示したり、なんとなくにおわす。「憂いを含んだ表情」
3.ある範囲の中にその要素が入っていること。「サービス料を含んだ値段」
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風が彼のオーバーの裾をはたいた。
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
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