泣き声の表現・描写・類語(声・口調のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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「声・口調」カテゴリからランダム5
ネクタイを緩めた。だが、外してしまいはしなかった。迷っていた。社に戻って宿直室で寝るか。その心の声は次第に獰猛な唸りを帯び、今にもソファから悠木を追い立てそうだった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
胸のうちに用意されでもしていた聯句のように、すらすらと述べ出された。
岡本かの子 / 雛妓
「泣く」カテゴリからランダム5
横断歩道の信号が赤になり、立ち止まったその時、わたしは初めて、自分が泣いていることに気づいた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
窓枠に肘をついて、こめかみに指先をじっと押しつけていた。彼女はまるで眠りこんでしまったみたいに静かに瞼を閉じていた。時々まつげが微かに上下に動き、唇が小さく震えるだけだった。たぶん体の中で泣いているんだろうと僕は思った。声も涙も出さずに泣いているのだ。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
胸のなかで何かが崩壊するような動きがおきて、それがそのまま目から涙になって溢れ出る。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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