みんながめいめいじぶんの神 さまがほんとうの神さまだというだろう、けれどもお互 いほかの神 さまを信 ずる人たちのしたことでも涙 がこぼれるだろう。それからぼくたちの心がいいとかわるいとか議論 するだろう。そして勝負 がつかないだろう。
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
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主義・人生観・思想
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前後の文章を含んだ引用
......うたがやしない。実験 してみるとほんとうにそうなんだから。けれども昔 はそれを水銀 と塩 でできていると言 ったり、水銀 と硫黄 でできていると言 ったりいろいろ議論 したのだ。みんながめいめいじぶんの神 さまがほんとうの神さまだというだろう、けれどもお互 いほかの神 さまを信 ずる人たちのしたことでも涙 がこぼれるだろう。それからぼくたちの心がいいとかわるいとか議論 するだろう。そして勝負 がつかないだろう。けれども、もしおまえがほんとうに勉強 して実験 でちゃんとほんとうの考えと、うその考えとを分けてしまえば、その実験 の方法 さえきまれば、もう信仰 も化学 と同じようになる......
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主義・人生観・思想の表現・描写・類語(人生のカテゴリ)の一覧 ランダム5
下りずに過ごす人生だって捨てたものではないと思う。生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも、傷ついても、たとえ敗北を喫しようとも、また立ち上がり走り続ける。人の幸せとは、案外そんな道々出会うものではないだろうか。クライマーズ・ハイ。一心に上を見上げ、脇目も振らずにただひたすら登り続ける。そんな一生を送れたらいいと思うようになった。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
精神主義は、多くは無能な者の隠れ蓑であることが多い
司馬 遼太郎 / 殉死 amazon
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(家族を捨てて)私の人生は実際には十歳から開始したのだ。それより前のことはすべて惨めな夢のようなものに過ぎない。そんな記憶はどこかに捨て去ってしまおう。しかしどれだけ努力しても、ことあるごとに彼女の心はその惨めな夢の世界に引き戻された。自分が手にしているもののほとんどは、その暗い土壌に根を下ろし、そこから養分を得ているみたいに思えた。どれほど遠いところに行こうと試みても、結局はここに戻ってこなくてはならないのだ、と青豆は思った。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
うすい磁器のようにこわれやすい運命を背負う
司馬 遼太郎 / 殉死 amazon
落ちぶれてどろどろになる
林芙美子 / 新版 放浪記
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