ちぎれそうな勢いで尻尾を振った。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:40% 作品を確認(amazon)
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尻尾(しっぽ)
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......ぐなって」 足を引っこめ、頭を撫でてやると、ノコは喜んで濡れ縁に上ってきた。腿に乗りあがって、俺の頰を舐める。おかえしに、抱えるようにして背中を搔いてやったら、ちぎれそうな勢いで尻尾を振った。 かわいくて、賢い犬だ。飼い主のヨキとはおおちがいだ。 橋のほうから軽トラックのエンジン音がし、ヘッドライトが庭木を照らした。ノコが濡れ縁から下り、門口に走って......
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蛇のように長い 尻尾
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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眠りの神が背負って歩くぶわぶわの袋のように垂れ下がった象の尻が、ゆたりゆたりと竹林の日向を揺れて行った。
川端 康成 / 春景色「伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫)」に収録 amazon
ある朝起きてみたら猫は台所の隅で丸くなって死んでいた。たぶん本人にもよくわからないまま死んでしまったのだろう。体は冷えたロースト・チキンみたいにかちかちになり、毛なみは生きていた時よりもっと汚く見えた。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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