ぷちぷち音をたてて青葉が萌 えてゆくような気がする。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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青葉・葉っぱ
芽・新芽・若芽
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前後の文章を含んだ引用
......本当に困るンですよ。じっさいのところ、私だって苦労しつづけたのですよと云いたかった。 明日は玉の井に身売りでもしようかと思う。 (五月×日) 地虫が鳴いている。 ぷちぷち音をたてて青葉が萌 えてゆくような気がする。夜中だ。おいなりさんを売りに来る。声が近くになり、また遠くなってゆく。狐寿司はうまいだろうな。甘辛い油揚げの中にいっぱいつまった飯、じとじと汁がたれそうなかんぴ......
単語の意味
萌える(もえる)
青葉(あおば)
萌える・・・1.特定の物事に強く心を惹かれる事。
2.植物が芽を出す。
2.植物が芽を出す。
青葉・・・青々とした草木の葉。とくに、初夏のころの青々とした木の葉。新緑。
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青葉・葉っぱの表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
絹地のように薄く柔らかな葉
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
八ツ手の葉にいっぱい埃 がかぶさったまま露がしっとりとしていて
林芙美子 / 新版 放浪記
樹木のかれた木の葉の面は一枚一滴る雫とともに黄金のように輝いている。
永井荷風 / 歓楽 amazon
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芽・新芽・若芽の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
胡桃の新芽はなかなかいい。かっちりした精巧な銅版画を見るような気分
がする
小沼 丹 / 胡桃「小沼丹全集〈第3巻〉」に収録 amazon
芽というものが持つ小さい逞 しいいのちは、かの女の愛感を牽 いた。
岡本かの子 / 母子叙情
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阿弥陀堂の森で葉の真中に黒い 小豆 粒 のような実を一つずつ載せている小さな 灌木 を見た。 掌 に大切そうにそれを一つ載せている様子が、彼にはいかにも信心深く思われた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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