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往来には砂ほこりが立つらしく風が吹き始めていた。
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:18% 作品を確認(青空文庫)
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風
ほこり・風塵・土けむり
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前後の文章を含んだ引用
......さいまし。そこにかためてあるのはわたしが持って行くんですし、ここにあるのは愛と貞にやるのですから別になすっておいてください」 といい捨てて、ずんずん部屋 を出た。往来には砂ほこりが立つらしく風が吹き始めていた。 二階に上がって見ると、父の書斎であった十六畳の隣の六畳に、愛子と貞世とが抱き合って眠っていた。葉子は自分の寝床を手早くたたみながら愛子を呼び起こした。愛子は驚......
単語の意味
往来(おうらい)
砂(すな)
往来・・・1.行き来(いきき)。行ったり来たりすること。
2.道路。通り。
2.道路。通り。
砂・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
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前後左右に吹きめぐる風
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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埃は黄褐色で霧のごとく地上の凡(すべ)てを掩(おお)いかつ包む
長塚 節 / 土 amazon
路でトラックに追いこされ白い埃を頭からかぶった
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
私たちの靴の痕跡 が、そのまま床に残ったところを見ると、部屋中が薄いホコリに蔽 われているらしい。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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まるで護謨 のように弾きかえって
林芙美子 / 新版 放浪記
暗い入り口があれば、猫がどうしても中をのぞき込まずにはいられないのと同じ(ようにどうしても惹きつけられる)
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
山の斜面でスライディングタックルして、茂みのなかにいたウサギを捕まえたんだそうだ。本当に人間なんだろうか。山猫並みの運動神経と狩猟本能がある。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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