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雪は朝方やみ、確かに純白の光彩が街全体に敷きつめられたはずなのに、富山の街は、鈍い 燻銀いぶしぎん の光にくるまれて暗く煙っている。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 ページ位置:0% 作品を確認(amazon)
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螢川雪 銀蔵爺さんの引く荷車が、雪見橋を渡って八人町への道に消えていった。 雪は朝方やみ、確かに純白の光彩が街全体に敷きつめられたはずなのに、富山の街は、鈍い燻銀の光にくるまれて暗く煙っている。 竜夫は背を屈め、両手に息を吹きかけ吹きかけ、いたち川のほとりを帰ってくると、家の前で立ち停まって、すでに夕闇に包まれ始めている川面を眺めた。電線にまとわりつく雪がそこかしこでこぼれ落ち、身を屈めている野良犬を追いたてた。 昭和三十七年三月の末......
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煙る・烟る(けむる・けぶる)
光彩(こうさい)
煙る・烟る・・・霧やかすみなどで辺りがぼやける。白煙や色のある煙がもくもくと出て、辺り一面に広がる様子。
光彩・・・1.キラキラと輝く光。あざやかな美しい光。美しい輝き。
2.すぐれていて、よく目立つこと。
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まっくらな夜空を埋めつくして雪が舞っていた。
浅田次郎 / ろくでなしのサンタ「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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