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すッかり肩の皮が剥 け、ヒリヒリと熱をもって来た。
吉川英治 / 醤油仏 ページ位置:43% 作品を確認(青空文庫)
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肌の傷・怪我
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前後の文章を含んだ引用
......馬の骨だ、てめえ」 「銅鑼 屋の亀さんの家におります」 「銅鑼屋の部屋にも、てめえのような意気地なしがいるのか。明日は、米の飯を食ってくるんだぞ」 朝の二刻 ばかりで、すッかり肩の皮が剥 け、ヒリヒリと熱をもって来た。かれは、汗をふくようにみせて、始終涙をこすっていた。 充分気をつけていたつもりだが、何しろ、二刻もつづくと、腰の骨が持ち耐えられなくなって、また誰かの足元へ、ド......
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肌の傷・怪我の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(みみず腫れ)背中一面、隙間がないほど赤黒いみみずばれが、鯰(なまず)のように這っている
木山 捷平 / 長春五馬路 amazon
わき腹に銃創があり、そこだけ萎んだ花びらのような形で、周りの皮膚より黒ずんで厚ぼったく変色している
大江健三郎 / 死者の奢り amazon
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「健康・体調・病気」カテゴリからランダム5
血圧が高いとか、過労ぎみだとか、検査には何がしかの死の影が映っていた
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
頭の芯 が乾燥 びたような、一種名状の出来ない疲労を覚える
夢野久作 / ドグラ・マグラ
(認知症患者)自らの内側で徐々に広がっていく空白と共存することを余儀なくされている。今はまだ空白と記憶がせめぎあっている。しかしやがては空白が、本人がそれを望もうと望むまいと、残されている記憶を完全に呑み込んでしまうことだろう。それは時間の問題でしかない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
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