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少し低目に締めた厚板帯の帯上げの結び目から咽喉 もとまで大輪の花の莟 のような張ってはいるが、無垢 で、それ故に多少寂しい胸が下町風の伊達 な襟の合せ方をしていた。
岡本かの子 / 河明り ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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乳房・乳首
着物・和服姿
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前後の文章を含んだ引用
......会釈して、その花に何か暗示でもあるらしく、煙って濃い瞳 を研ぎ澄し、じーっと見入った。豊かな肉附き加減で、しかも暢 び暢 びしている下肢を慎ましく膝 で詰めて腰をかけ、少し低目に締めた厚板帯の帯上げの結び目から咽喉 もとまで大輪の花の莟 のような張ってはいるが、無垢 で、それ故に多少寂しい胸が下町風の伊達 な襟の合せ方をしていた。座板へ置いて無意識にポーズを取る左の支え手から素直に擡 げている首へかけて音律的の線が立ち騰 っては消え、また立ち騰っているように感じられる。悠揚と引かれた眉 に左の......
単語の意味
咽喉(いんこう・のど)
無垢(むく)
伊達(だて)
襟・衿・領(えり)
胸(むね)
咽喉・・・のどのこと。
無垢・・・1.混じり気がないさま。けがれがなく純真なさま。
2.無地で一色の衣装。「白無垢」
2.無地で一色の衣装。「白無垢」
伊達・・・1.派手や服装や行動をして、わざと人目を引こうとすること。また、そのさま。
2.内容を充実させることは気にかけず、外見だけを飾ること。見栄を張ること。また、そのさま。
2.内容を充実させることは気にかけず、外見だけを飾ること。見栄を張ること。また、そのさま。
襟・衿・領・・・1.衣服の、首を取り囲む所につけられている部分。また、そこにつける縁どりの布。カラー(collar)。和服では、前で交わる細長い部分やそこにつける布を指す。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
2.首の後ろの部分。首筋。うなじ。
3.掛け布団の、首に直接あたる部分にかける細い布。
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