TOP > 人物表現 > 思考・頭の中の状態 > 考える・頭を回転させる
難かしい試験の問題のようにしばらく考えて
岡本かの子 / 河明り ページ位置:10% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
考える・頭を回転させる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......だんだん凝って行くのであった。私の仕事鞄 は徒 に開かれて閉されるばかりである。 私はだいぶ慣れて来た小女のやまに訊いてみた。 「お嬢さんはどういう方」 するとやまは難かしい試験の問題のようにしばらく考えて、 「さあ、どういう方と申しまして……あれきりの方でございましょう」 私はこのませた返事に微笑した。 「この近所では亀島河岸のモダン乙姫 と申しております」 私の微笑......
単語の意味
暫く・姑く・須臾(しばらく)
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
ここに意味を表示
考える・頭を回転させるの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
窓ガラスにぶつかってはやかましく羽音を立てる一匹の蝿を眺めつつ、しばらく考えに耽った
筒井康隆 / 文学部唯野教授 amazon
頭の中では、なんだかこう車の輪のような物がぐるぐる回っているよう
森鴎外 / 高瀬舟
このカテゴリを全部見る
「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
(頭が真っ白で何も聞こえない状態からの回復)彼女を包んでいた空白が消滅し、栓がとれたみたいにまわりの騒音が一挙に戻ってきた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
ことがあっても自分からはすぐに白黒を言わず、まわりの意見が 出揃ったところでゆっくり考えてから、誰かに同調した。
向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
(川に飛び込んでいく人たちの事情が分からず)その人々が、みんな視力の錯覚にかかっているように見えた。
吉川英治 / 無宿人国記
同じカテゴリの表現一覧
思考・頭の中の状態 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ