TOP > 暮らしの表現 > 趣味・娯楽 > 俳句・短歌・詩
風に吹かれただけで俳句がつくりたくなる。蝉の声をきいただけで、ああと溜息 まじり。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:68% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
風を受ける
俳句・短歌・詩
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......だよりは、ぜいたく至極な物語りで、十二社の汚ない風車小舎 とはだいぶおもむきが違うのであろう。俳句でもつくってみたくなるけれど、どうも、川柳もどきになってしまう。風に吹かれただけで俳句がつくりたくなる。蝉の声をきいただけで、ああと溜息 まじり。 さあ、そろそろ時間が来ました。 神楽坂 に夜店を出しに行く。藁店の床屋さんから雨戸を借りて、鯛焼き屋の横に店をひろげる。 (七月×日) 朝から雨。 仕方がないから......
単語の意味
溜め息・溜息・ため息(ためいき)
蝉・蟬(せみ)
溜め息・溜息・ため息・・・気苦労や失望、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな息。大息(おおいき・たいそく)。長息(ちょうそく)。
蝉・蟬・・・1.セミ科の昆虫を総称。夏に鳴く虫の代表。羽を畳んで木に止まり、雄は高い声で鳴きたてる。幼虫は数年かかって成虫になるが、成虫の寿命は10日から20日と短い。
2.高いところに物を引き上げるときに使う、小さな滑車。
2.高いところに物を引き上げるときに使う、小さな滑車。
ここに意味を表示
風を受けるの表現・描写・類語(風のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ただ涼しい風がそよそよと鬢 の毛をそよがして通るのを快いと思っていた。
有島武郎 / 或る女
雨気を含んだ風が吹いていて、日本髪の両鬢 を鳥のように羽ばたかして
林芙美子 / 新版 放浪記
このカテゴリを全部見る
俳句・短歌・詩の表現・描写・類語(趣味・娯楽のカテゴリ)の一覧 ランダム5
実話には骨があるが、詩には肉しかない。
高田 保 / 我輩も猫である amazon
私の詩がダダイズムの詩であってたまるものか。私は私と云う人間から煙を噴いているのです。イズムで文学があるものか! 只、人間の煙を噴く。私は煙を頭のてっぺんから噴いているのだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
ノートには、きっと日々抱いている想いのかけらが詰まっている
朝井 リョウ / 燃えるスカートのあの子「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
この頃つくった詩だと云って、それを大きい声で私に朗読してくれた。激しい飛び散るようなその詩
林芙美子 / 新版 放浪記
このカテゴリを全部見る
「趣味・娯楽」カテゴリからランダム5
(ビリー・ワイルダー監督、お熱い夜をあなたに)画面の層が厚く、一つ一つのショットが、すべて映画の〔本道〕にのっている。いまどきの、大きな画面がやたらにゆれたり、クローズ・アップの濫用によって見物をやたらに混乱させる生理的な不快感がまったくないので、二時間半の長尺がいささかも疲れぬ。ユーモアとペイソスと、それよりも大きな主題が丹念に、流麗に積重ねられた一齣一齣から生れ、波紋のようなひろがりを見せて来る
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
ひどい番組しかやっていなかった。いろんな種類のつくりものの反吐を見せられているみたいな気がした。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
ハンカチのイニシャルは見事だった。安っぽい一枚の布切れが、片隅にたった二つ、文字を刺繡されただけで優美な服飾品に変身していた。
小川 洋子 / 亡き王女のための刺繡「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
「風」カテゴリからランダム5
快い朝風が湖水の上を渡ってゆく
白洲 正子 / 能の物語 amazon
清冽 な風が、どこからかかすかに吹いているのを感じた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
ふわふわとしたタンポポの種子のようにエア・コンディショナーの気持の良い風に吹かれながら
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
「状態・状況」カテゴリからランダム5
日常への復帰は、拍子抜けするほどスムーズで、その足許にほとんど段差さえ感じずに、こちら側の世界に入ってしまった。(スムーズ)
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
同じカテゴリの表現一覧
趣味・娯楽 の表現の一覧
風 の表現の一覧
状態・状況 の表現の一覧
暮らしの表現 大カテゴリ