カンカン帽子をあみだにかぶり
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:89% 作品を確認(青空文庫)
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帽子・かぶり物
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......。たまには乞食も通る。神様らしきものは通らない。そのくせ、昼食時のサラリーマンの散歩姿は、みんな妻楊枝 を咥えて歩いている。ズボンのポケットに一寸手をつっこんで、カンカン帽子をあみだにかぶり、妻楊枝をガムのように噛 んでいる。 私は天幕の中で色々な空想をする。卓子のひき出しの中には、ギザギザの大きい五十銭銀貨が溜 ってゆく。これを持って逃げ出したらどん......
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帽子・かぶり物の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
成岡さんは麦藁帽子を被っていた。肌を露出した肩のあたりに、網目模様の影が落ちている。
乾 くるみ / イニシエーション・ラブ amazon
これから吹雪の中に出ていく人のように、帽子をしっかりとかぶり直し
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
カンカン帽子をあみだにかぶり
林芙美子 / 新版 放浪記
アストラカンの毛皮帽の渦巻き毛に氷の玉ができて、宝石をちりばめた王冠のよう
加賀 乙彦 / 海霧 amazon
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「服装・身なり」カテゴリからランダム5
(ペンダントと金色のネックレス)二つの装身具を自分の手首に掛けてみた。金属の重さが、それぞれに高価な材質であることを暗示しているようだ。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
大きくふくらんだ胸元に生花のコサージュをつけていた。パーティの帰りだろうか、と思った。
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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