TOP > 感覚表現 > 動き・反応・変化・現象 > 消える
冬空を過(よぎ)った一つの鳥かげのように、自分の前をちらりと通りすぎただけでそのまま消え去る
堀 辰雄 / 菜穂子―他五編 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
消える
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
冬空(ふゆぞら)
冬空・・・冬の空。冬のさむざむとした空模様。寒天(かんてん)。
ここに意味を表示
消えるの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
蜘蛛の巣にぶらさがった蝶の死骸のように、外見だけ保って血も実体も失う
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
(幻覚で、)ロマンスを彩って垂れていた薄青色の紗の幕が、途端にハッと消えてしまいました。まるで別荘の廊下に置かれた裸蝋燭の灯が、冷たい夜風のか弱いひとあおりにフッと滅してしまうような工合です。
村上知行 / 殉情の人
幻影のように葉子の目と記憶とから消えて行った。
有島武郎 / 或る女
(軍艦は)まるで風のように左舷の方へ消え去った。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
このカテゴリを全部見る
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
細かいガラス屑のような飛沫
前田河広一郎 / 三等船室「現代日本文学大系 (59)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動き・反応・変化・現象 の表現の一覧
感覚表現 大カテゴリ