TOP > 人物表現 > 表情・顔に表れた気持ち > 自慢・自信ありげな表情
TOP > 暮らしの表現 > 人生 > 波乱万丈・辛い人生(日々)
人よりもいろんなことがあった。《…略…》運命にもてあそばれた 憤りと、そこを泳ぎきってきた誇りが混じりあった、女の、暗黒の、宇宙。 曼陀羅 の中心に立つシヴァ神のような顔
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:32% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
自慢・自信ありげな表情
波乱万丈・辛い人生(日々)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......たりして異国の空の下で母を思い描く時、どうしてか母は優しくもなく、笑ってもいない。私を産み、真由を産み、夫を亡くし、再婚し、由男を産み、離婚し、真由を亡くした。人よりもいろんなことがあった。そのことに怒っているわけでもなく、哀しそうでもない。でもそこには何か「怒り」に通じるつよいまなざしがある。運命にもてあそばれた憤りと、そこを泳ぎきってきた誇りが混じりあった、女の、暗黒の、宇宙。曼陀羅の中心に立つシヴァ神のような顔で遠くを見ている。 そういうイメージだ。 実際に帰国して生を見ると、本人はみやげのことだの私の留守中におこったくだらないことだのをべらべらまくしたててげらげら笑......
単語の意味
暗黒・闇黒(あんこく)
憤る(いきどおる)
暗黒・闇黒・・・1.暗いこと。暗闇であること。光が一切になく真っ暗な状態。
2.1が転じて、希望が持てない状態。世の中の秩序が乱れたり人命が軽視されたりすること。また、文明が遅れていること。「暗黒街」
2.1が転じて、希望が持てない状態。世の中の秩序が乱れたり人命が軽視されたりすること。また、文明が遅れていること。「暗黒街」
憤る・・・1.怒る。腹を立てる。憤慨する。
2.思いが胸につかえる。心が晴れない。不満をいだく。
2.思いが胸につかえる。心が晴れない。不満をいだく。
ここに意味を表示
自慢・自信ありげな表情の表現・描写・類語(安心するのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
波乱万丈・辛い人生(日々)の表現・描写・類語(人生のカテゴリ)の一覧 ランダム5
人々は不用意に風邪を引く。何処で引いたのかは気がつかない。
林芙美子 / 新版 放浪記
一度で十分という大きな不幸には、どうも、二度三度としつこく同じ人を追い回す野良犬のようなところがある。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「心」の言葉を含む安心の表現(人生のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼の心はもはや冷静に帰っていた。
梶井基次郎 / 冬の日
頭や心、すべての重みが抜けていくような感覚を味わった。
瀬尾 まいこ「そして、バトンは渡された (文春文庫)」に収録 amazon
言葉の通じない国に長くいて、今ようやく故郷に戻れたように、心底から安心する。穏やかな喜びが体に満ちてくる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「安心する」カテゴリからランダム5
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
表情から感情が抜け落ちていく。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
感嘆の声をあげながらなかをのぞき込む様子に、十和子はどこか空々しい違和感を覚える。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
顔が歪むのが分かった。心地よい言葉ではなかった。腐った林檎に齧りついたような感触がする。
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
「人生」カテゴリからランダム5
人間の命なぞは、如露亦如電 に違いございません。
芥川龍之介 / 藪の中
すがすがしいくらい好き勝手
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
娘は何らの制肘(せいちゅう)を知らず、ただ草のように茫然と伸びた。
森田 たま / もめん随筆 amazon
同じカテゴリの表現一覧
安心する の表現の一覧
表情・顔に表れた気持ち の表現の一覧
人生 の表現の一覧
感情表現 大カテゴリ