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巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い船腹 をすれずれに落ちて行った。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:0% 作品を確認(青空文庫)
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投げる・飛ばす
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前後の文章を含んだ引用
......」 二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛 が背のびをしたように延びて、海を抱 え込んでいる函館 の街を見ていた。――漁夫は指元まで吸いつくした煙草 を唾 と一緒に捨てた。巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い船腹 をすれずれに落ちて行った。彼は身体 一杯酒臭かった。 赤い太鼓腹を巾 広く浮かばしている汽船や、積荷最中らしく海の中から片袖 をグイと引張られてでもいるように、思いッ切り片側に傾いているのや......
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球は上へ上へとのぼる。しばらくすると落ちて来る。
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向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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