TOP > 感情表現 > 恐怖・不安

TOP > 風景表現 > 道・道路 > 曲がり道・カーブ


カテゴリ検索 単語の意味
カーブにはたしかに不吉なところがあった。まず体が漠然とした不吉さを感じ取り、その漠然とした不吉さが頭のどこかを叩いて警告を発していた。川を渡っている時に急に温度の違う淀みに足をつっこんでしまったような感じだった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
胸騒ぎ・嫌な予感 曲がり道・カーブ
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......屋根のある場所に一歩でも近づいておきたかった。こんな寒々しい場所でずぶ濡れになりたくはない。 我々は急ぎ足で〈嫌なカーブ〉を通り抜けた。管理人が言うとおり、そのカーブにはたしかに不吉なところがあった。まず体が漠然とした不吉さを感じ取り、その漠然とした不吉さが頭のどこかを叩いて警告を発していた。川を渡っている時に急に温度の違う淀みに足をつっこんでしまったような感じだった。 その五百メートルばかりを通り過ぎるあいだに、地面を踏みしめる靴音が何度か変化した。蛇のようにくねくねとした湧水の流れが幾筋か地面を横切っていた。 我々はカーブ......
単語の意味
体(からだ)
足・脚・肢(あし)
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
ここに意味を表示
胸騒ぎ・嫌な予感の表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
曲がり道・カーブの表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
かぎの手に屈曲して
夏目漱石 / 吾輩は猫である
このカテゴリを全部見る
「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
顔面が真っ青で幽霊が飛び込んできたかと思ったほど
木山捷平 / 大安の日「白兎・苦いお茶・無門庵」に収録 amazon
「道・道路」カテゴリからランダム5
地表に結ばれた光の帯のように高速道路が蛇行し
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
全く時代とは絶縁された峠の旧道
岡本かの子 / 東海道五十三次
表参道とぶつかる原宿の交差点に近づくと、
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
恐怖・不安 の表現の一覧 
恐怖・不安のレベル
少し怖い
とても怖い
多くの感情は極限に達すると泣くにつながる
恐怖・不安の感覚、精神的な反応
恐怖・不安の表情、リアクション
その他の恐怖・不安の表現
次の文字を含む「恐怖・不安」の表現を検索
    戦慄  恐怖  恐怖に  不安が  不安  愛情  不安に  不安な  
道・道路 の表現の一覧 
感情表現 大カテゴリ
表現の大区分