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茫然と―― 何もかも真っ暗だ。 ただ、幻みたいに、見えるのは、自分の為した罪の結果だけだった。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳 ページ位置:52% 作品を確認(青空文庫)
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絶望・希望がない
罪悪感・後ろめたい・良心の呵責
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前後の文章を含んだ引用
......蝋より白い死の顔は――その唇は、鬼灯 をつぶしたような血の塊 を含んでいた。 「しまった……し、しまった……」 重心を失ったかの如く、雲霧は、よろよろと腰をついた。 茫然と―― 何もかも真っ暗だ。 ただ、幻みたいに、見えるのは、自分の為した罪の結果だけだった。――いやその一つのみではなく、今日まで為した無数の諸悪や業も、彼の弱味に、今こそつけ込んで、この土蔵の中の四角な闇に、げたげたと嘲笑 っているかとも感じられた。 ......
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罪悪感・後ろめたい・良心の呵責の表現・描写・類語(悔やむのカテゴリ)の一覧 ランダム5
取り返しのつかないことをしてしまったような後ろめたさがあった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
子供のころ、友達の家で悪いことをしていると、急に親の顔がフラッシュバックする
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
彼の良心をちくりと痛ませる。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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針で突くような痛みを鋭く深く良心の一隅 に感ぜずにはいられなかった。
有島武郎 / 或る女
「人間は後悔をする動物だが、改心はしない。繰り返すんだよ、馬鹿なことを。『歴史は繰り返す』というのは、それの言いわけだ」
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
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運がいいとか、悪いとかは確かにあっても、それに身をゆだねるのは甘えだ。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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