そのがむしゃらなまでのブスさかげんが逆に妙にかわいかった。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置：25% 作品を確認（amazon）
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みにくい顔
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前後の文章を含んだ引用
......白いマリア像の手のようになめらかだった。不機嫌なときの彼女はすごく露骨な仏頂面をする。そのうえ家にいるときはコンタクトをしていないので古い銀縁眼鏡をかけていた。そのがむしゃらなまでのブスさかげんが逆に妙にかわいかった。その風景の中には、永遠に通じる力強さがあった。ぼんやりとそれを見ていると、本人には決して言わなかったが、幸福だった。「何だっけ、洋子ちゃんのおかしい話。」 幹子......
単語の意味
妙（みょう）
妙・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと（さま）。
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鏡の中の自分の醜さに吐き気がした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
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