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崖肌は黒く湿って、またその中に水を浸み出す砂の層が大きな横縞よこじまになっていた。
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:92% 作品を確認(青空文庫)
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雨の景色、視界 崖・谷・断崖絶壁
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前後の文章を含んだ引用
......で、復一が起き上れたのは、明け方近くだった。  雨は止んで空の雲行は早かった。鉛色なまりいろの谷窪の天地に木々はがさのように重くすぼまって、白いしずくをふしだらに垂らしていた。崖肌は黒く湿って、またその中に水を浸み出す砂の層が大きな横縞よこじまになっていた。崖端のロマネスクの休亭は古城塞こじょうさいのように視覚から遠ざかって、これ一つ周囲と調子外れにかたいものに見えた。  七つ八つの金魚は静まり返って、藻や太藺ふといが風の狼藉の跡に踏み......
単語の意味
砂(すな)
横縞(よこじま)
・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
横縞・・・1.横方向に通った縞模様。
2.動物の頭と尾を結ぶ線に対して、直交する縞(しま)模様。横帯(おうたい)。
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