フローリングに寝そべって天井を見つめていると、視界には白しか入らなくて、ここがどこかもわからなくなった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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体を横たえる
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......ってから既に瀕死の状態ではあったのかもしれないけれど。昨晩見つけた、猿のお面や脚本が入った箱だけが鼓動を続けているようで手放したくなかった。 ベッドが無くなったフローリングに寝そべって天井を見つめていると、視界には白しか入らなくて、ここがどこかもわからなくなった。「なにも考えずに片づけないとさ、哀しくなっちゃうからね。そしたら、また永くんに迷惑かけちゃうでしょ」と沙希はつぶやいた。「懐かしいもんが、いっぱいあったからな」......
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冷たくなっている部分を探すように、愛子はぺたんこの布団の上をごろごろと転がる。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
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犬のように這いつくばり
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
一つの置物のように端然と坐って
室生 犀星 / 性に眼覚める頃 amazon
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二人はそのときになっても、まだ深海魚のようにぐっすりとねむりつづけていた。いったい何がこの二人の深い眠りを破ることになるのだろうと僕はいぶかった。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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